静岡県知事からのメッセージ

静岡県知事 川勝平太

「消費者市民社会」の実現に向けて

 大量生産、大量消費の経済活動などに起因して、近年、地球温暖化をはじめとする環境問題、開発途上国の労働者の人権問題等の社会問題が発生しています。
 このような社会情勢の変化の中、消費者一人ひとりが、購入する商品の生産地、生産者といった背景にも着目し、自らの消費が、経済だけでなく社会や環境にも影響を与えることを自覚して行動する「消費者市民社会」を創りあげていくことが求められるようになりました。
 「消費者市民社会」を実現するための一つの手段として、環境や社会に配慮した商品を選択する「エシカル(倫理的)消費」があります。例えば、「エコマーク」や「国際フェアトレード認証マーク」の付いた商品を購入することが挙げられます。
 県では、エシカル消費の考え方を普及するため、その意義や商品の選び方を紹介するフォーラムを開催するとともに、出前講座や広報誌による啓発に取り組んでいます。
 引き続き、「富国有徳」の理念の下、県民の皆様が「自ら学び自立し行動する消費者」となり、自らの消費行動を通じて社会の改善と発展に積極的に参加していただけるよう、消費者行政のより一層の充実を図ってまいります。
 県民の皆様におかれましても、静岡県が「美しい“ふじのくに”」の名にふさわしい「消費者市民社会」となるよう、エシカル消費の理念を御理解いただき、その実践に向けて、御協力をお願いいたします。

平成31年3月

静岡県知事 川勝平太