消費者市民社会について

事例3 : 食品ロス

食品ロスとは?

まだ食べられるのに捨てられている食品、それが「食品ロス」です。日本におけるその量は、年間500万トン~800万トンで我が国の米の収穫量に匹敵する、気の遠くなる数字です。それに対し、世界で約9億人の人々が栄養不足状態にあると言われています。実に「もったいない」事実です。大切な食べ物を無駄なく消費し、食品ロスを減らすことができれば、経済面だけでなく環境面にとっても大きな効果があります。
静岡県内でも、いくつもの団体がNPO法人を立ち上げ福祉の視点で食品ロスの問題に取り組む「フードバンクふじのくに」という活動があります。まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品を、生活困窮者に届ける活動で支援の輪が広がりつつあります。

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食品ロスの実状

500万トン~800万トンというのは、日本人全員が毎日おにぎりを1〜2個捨てている計算にもなります。日本の食料自給率は、現在39%(平成23年度)です。食料が足りないからと海外から輸入していながら、食べずに大量に捨てているのです。
食品ロスは、どこで発生するのでしょうか。300万トン~400万トンは、食品メーカーや卸、小売店、飲食店から廃棄されます。「鮮度の低下、腐敗、カビの発生」「消費期限・賞味期限が過ぎた」などが理由です。残りの200万トン~400万トンの発生元は家庭でした。理由は、「調理の際に食べられる部分を捨てている」「食べ残し」「冷蔵庫などに入れたまま期限切れとなった食品」などです。
このように、食品ロスは人ごとではありません。毎日の食生活を見つめ直し、食品ロスを減らす努力をしましょう。

食品ロスの削減に向けて

自宅の冷蔵庫の中を見てください。1週間以上もそのままという食品はありませんか。食品をいっぱい買いすぎて、奥に何があるかわからなくなったりしていませんか。まず、冷蔵庫をチェックすることからはじめ、食材を「買い過ぎず」「使い切る」「食べ切る」ことを徹底しましょう。それでも残ってしまった食材は、残り物を使った料理を工夫してください。

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加工食品の「消費期限」と「賞味期限」をご存じでしょうか。「消費期限」は食べても安全な期限なので、表示期間を過ぎたら食べない方がいいです。「賞味期限」はおいしく食べられる期限なので、表示期間を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。捨てる前にチェックしてください。
外食で注文する際に、自分が食べられる量か、ボリュームを確認しましょう。そして、食べられないモノがある場合には、注文時にぬいてもらいましょう。
一人ひとりの小さな心がけが、食品ロスの大きな削減につながります。

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