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出前講座の事例
若者を狙う悪質商法の被害に遭わないように
- 目次
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1.出前講座実施概要2.出前講座の流れ(1)事前準備(2)講座当日の流れ(3)講座終了後の対応3.まとめ(感想)
1. 出前講座実施概要
■参加者: | 静清高等学校 3年生 198人 |
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■実施日: | 平成28年12月16日 14:00~15:00 |
■会場: | 静清高等学校体育館 |
■講師: | 中部県民生活センター消費生活相談員 |
■テーマ: | 若者を狙う悪質商法の被害に遭わないように |
■講座のねらい: (重点領域) |
事前聴取により、来春に卒業し、大多数が社会人となる3年生に向けて、若者を狙う悪質商法の被害に遭わないように、事例に基づいた若者向けの講義(センター概要、契約とは、インターネットトラブルを中心に若者に多い消費者トラブル、クーリングオフについて)を行う。 |
■時間: | 60分 |
■教材: | パワーポイント資料PDF レジュメ DVD「インターネット×リアル」(高額請求編、依存編) 冊子「これってアヤシクない?」 冊子「ソーシャルメディア世界の安全な歩き方」 リーフレット「キャッシュレス時代 いろいろな支払方法」 |
2. 出前講座の流れ
(1)事前準備
今回は、講座4か月前に学年主任の先生を通じて照会がありました。早速「講師派遣依頼書」に講座の希望概要(特に講座内容の具体的な記入)を記入した依頼書の提出をお願いしました。
これを受けて講師との日程調整(希望日時が不可の場合は再度調整)を行った後、決定日時を連絡しました。今回は講座内容として、3年生に対する悪質被害防止のための講座の希望があったため、それに沿って資料選定、作成を行いました。
生徒の属性や使用教室の情報等、講師から依頼のあった事項について随時確認した後、講座1週間~10日前に、(事前連絡の後)必要部数分の資料を送付、しました。
講義ではパワーポイントを使用する場合が多いため、打合せにあたっては、担当教諭又はPC機器に精通している教諭に、パワーポイントをすぐ使用できるように設定依頼をしておくことがポイントです。
資料づくりは概ね1か月前から始めていきました。学校側が希望する講義内容「若者を狙う悪質商法の被害に遭わないために」のテーマに沿って、過去に実施した類似の内容を参考に講座内容を組み立てていき、20ページのパワーポイントの資料を作成しました。
パワーポイントに沿って講義を進めていくうえで、補完資料としてより理解が進む教材を選定しました。
- レジュメ(講師作成の次第。受講時記入欄あり)
- ソーシャルメディア世界の安全な歩き方(冊子、㈱東京法規出版)
- これってアヤシクない?(冊子、㈱東京法規出版)
- キャッシュレス時代 いろいろな支払い方法(リーフレット、(公社)全国消費生活相談員協会)
- インターネット×リアル 高額請求・オンラインゲーム編(DVD、千葉県県民生活課)



(2)講座当日の流れ
簡単な自己紹介を行った後、相談処理の方法、あっせん助言、他機関の紹介、情報促進等の流れを説明しました。

パワーポイントと冊子を使い、契約・解約の説明をしました。
パワーポイントを使い、ワンクリック詐欺、ネットショッピング、オンラインゲーム、ソーシャルメディア全般、マルチ商法について説明しました。
途中、DVDを使用しました。
3. まとめ(感想)
生徒の受講態度は真剣でした。
学校の先生との打合せにあたっては、講義ではパワーポイントを使用する場合が多いため、担当教諭又はPC機器に精通している職員を配してもらい、パワーポイントをすぐ使用できるように設定依頼をしておくことが必要と思いました。
また、事前準備でも触れたように、受講する生徒の属性(対象学年、男女比、進学、就職希望等)について把握できたほうが、受講者により適した講座が行えると思いました。
今後に活かすために、今回実施した講義の反省点は、下記のとおりです。
- 過去に出前講座を実施していない学校に出向く場合は、受入れに慣れていない場合があるので、当日の準備時間や時間配分について、より綿密な打ち合わせが必要と思いました。(今回は静清高校は初講義)
- 特に、講堂や体育館等、通常の教室から移動しての講座となる場合は、集合が遅れたりすると講師の講義内容や時間配分に影響が出るため、生徒の移動時間、資料の配布時間等への時間配分がされているかなど、細部まで確認しておく必要があると思いました。(今回は卒業見込の3年生198名が対象)